母なるナイルよ その息子よ/ルルカ new
くさん、給料貰ってそうだけど、大目に見るか。
甘いとこだけ、すくうのは無理なわけで、合点いきました。
これでまた、頭のシワが増えて,お利口さんになったワケで。
得したね!
やった!いい気分。
そんなこと、のこのこ階段上がりながら考えていたら、電話が鳴った。
急いで出ると、母だった。
「ハァイ。僕のマミー。今日は、どんな気分?」
「ボーイ!あのね、なんなの?この手紙、宛名がナイルになっているわ!私はナイルじゃないわ!」
「ソーリー。マミー。なにかの手違いだ!」
そう言って、なんとか母さんを落ち着けて、電話を終わらせた。
嗚呼。きっと酒に酔
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