肉の光跡/
ひだかたけし
母は蝋燭を抱き
俺はチキンを貪る
光点の絶え間なく揺動し、
静かさの散逸と無機物のザワメキ
絶えず創造する破壊する力動の核に
蝉時雨 岩に染み入り侵食し
閑さを 襲う世界という響き
*
母はキャンドルだき
俺はチキンむさぼる
、
この神聖と汚濁の狭間 滅びゆく肉の光跡宿ると
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