孤独の断章(新訂)/
ひだかたけし
蒼穹の動かず
足跡を辿る
神々の
こうべ上げ
何処までも深まる青、暗まる青
執着を突き抜け虚脱を突き抜け
到来する、
見晴るかす限りの光の野辺に
硬直した意識、遊ばせて
私という孤独は
やはらかに
気息を整え 自らを観る
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