詩想6/ひだかたけし
この大地に地球に
地面にシッカリ足を付け
天国を地獄を
この世界裏表
認め識る、
「現実感覚がひたすら観る行為のなかへ消える」*1
(受動性から能動性へ、そうすればソレ 受動的訪れワキタチ
あるものあるもの名を剥離し顕れ)
あるもの在るものと為り
その過程で渦中に、
飄々と冷たく熱く醒めて
“落ちてゆく墜ちてゆく
彼女は何度も何度でも
私を呼び 呼び戻す“*2
*1ヘーゲル『エレウシス』より
*2 BEATLES 『夢の人(I'VE JUST SEEN A FACE)』より意訳
戻る 編 削 Point(2)