土ようび 土ようび/
本田憲嵩
くもひとつない、
困り果てた青空のした、
それでも、毟ろうとする、
土ようびの、
しごと、
土鳩のように、首をかたむけて、
いやでも土と向きあう、
ことになるから、
それは、
ホントの意味での、
土ようび、
となる、
真夏の、土用の土曜の日、
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