街道/
ひだかたけし
夜闇 もんわり熱し、
緑の葉影は揺れ動かず
走り去る車の間を置き
街灯照らす領域 開けて、
佇む人影の異様
過ぎ去る時の
血流し泣く子に
ただ沈黙の目視、
夜闇に街道 界の境域を伸びる
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