夜想71/ひだかたけし
 
こうして一日 走り去る

 丘を越えて行く白馬の群れ、

どこまでいくの?と尋ねたら
どこまでも何処までもと

 漲る力、表出され形を成し
 限りを迎え、
 委ね集中し集中し委ね一日、

虚空エンドロールに灰の雲流れ
 
 意志持ち奔走する白馬の行方、

それを識る者 誰も居ない


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