Light Of Home(新訂)/ひだかたけし
瞬間の伸び広がりに死を眼差す
異郷に目醒め
熱風吹き抜ける
青銅の大地に身を宿し
無に帰るのか
永遠へ還るのか
遠い地平に灯はともり
君の帰還を待っている
)もうどうしようもなくなったとき
)ただたましいに祈りをささげ
)閉ざす瞳の奥にダイヴしろ
時間の裂け目に澄み死を見つめる
遠い地平に灯がともり
君は堪まらず泣き出し
溢れて来る懐かしさと
瞳の奥底震える想い出
(それには決してとどかない
そこには決してリーチしない)
黒い縁取り
低い唸り
刻まれていくビート
うねるグルーヴ
遠い地平に建つ
家の光が今、閃き
深い眠りに死を超える、
太古からの刻印
想い出の予感響き渡る。
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