孤独のトポロジー2/
ひだかたけし
青みを帯びた夜の溶解
澄んだ孤独の波動に
見知らぬ人が
心の廃墟を弄んでいた
やがて夜が退き
時がひっそり浅瀬を形造ると、
澄んだ孤独は
何事もなかったように眠りに就き
到来する光の瞬間に
陶然と輝く恒星の顕れを観る
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