きこりとスゥイーパー/菊西 夕座
 
   ついにわたしの頭から木こりは離れなかった
   そこでわたしは木にいった
   「切ってしまうぞ」と
   しかしそれはわたしのもっともお気に入りの四季であり
   秋だった
      ――し木はめぐり、あ木がみのる――

きこりが木に凝る
スゥイーパーは見ている じっとみている
木の精かもしれない
スゥイーパーは正面で じっとみている
木のすきまをかたどる
きこりは死期をさとる
スゥイーパーはこくりとする うごかない
きこりが気を張る
スゥイーパーは手をださない じっとしている
きこりが木を見る
スゥイーパーも見ている じっとみている
きこりが木を切り
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