屋上雑景/soft_machine
 
こまでが空で、確かめる裸足で
 いられなくなるかを探る、点しつづけられる、薬の群を逃れ
 空瓶を転がした
 気怠げな終演
 いつまでも責めを競うこの夕暮れ
 硝子はそう簡単に割れちゃくれない
 不自然であるほど仕合せだと考える先に信じられる映像美
 目的を失った思い出の傍ら
 短い針が
 熱線に研かれ
 どこまでも連なり
 黙って惹かれ合う
 もう、星を疑わない

   ほら、見てあそこのネオン管
   今にも切れそう




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