冷たいマグマ/暗合
僕の心臓は、冷たいマグマだ
凍ったマグマは、泣いている
星の致命傷の飛沫の中で
ただ熱くなるはずだった
冷たいマグマの一筋の
青空に削れた人間は
世界の終わりの裂け目の奥で
孤独の仲間を殖やして、殺して
流星の軌跡は蒼い致命傷
マンションの裏の段ボール
騙されないように
彼らは世界をつくっている
僕の身体は、血抜きを済ました自殺死体だ
重い太陽に凍えて、鈍く歩いて
いつか君に出会うだろう
生活をして、汚れていくのか
ふたつの黒い収束点に
マグマは熱を求めても
自転の歪みに置いてきた
種が芽を吹き、泣くだろう
戻る 編 削 Point(0)