蒼穹の約束/
ひだかたけし
蒼穹の砂浜、
弓の弦、
澄み渡る旋律奏で
七月の波沸き起こり
打ち寄せる旺盛な生命力、
反復され蓄えられ
上も下も右も左もなく
すべて真っ青に透過され
地水火風の精霊たち、
一つと成り霊性の実り
孤独な旅人の魂懐きながら
蒼穹に咲き開く真紅の薔薇、
その芳醇な香を光り輝かせ
未知の行く手照らし出す
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