穏やかな飛翔3/
ひだかたけし
蒼穹の
深い青に
走る無数の
力線、
私を貫く
光の感触
外は熱風吹きつけ
人は誰一人通らず
街道走る疎らな車
草木は光に酸素吐き
天からの力動引き受け
蒼穹の
深い青に
走る無数の
力線、
私を貫く
異なるもの
*
遥か次々過去と成り行く時の堆積に
今この身一点と成る持続を定め
進む途の正しさ 確信する
過去を燃やさなければ手掛かりは得られない
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