リルケさん/soft_machine
 
 つめたい酒を
 絶え間ない苦みと飲み干した

 リルケさん
 あんたの罪がこんなにも美しいから
 こおりが割れる度ひかりは集められ
 リルケさま
 あなたの死がいつまでも夢を見る
 夜、あらゆるいのちが
 よみがえり
 人に虚しくされたすべてのねずみも駆けまわる空が
 きっと見つかる

 そういえば
 彼もねずみ年なのだった
 あした、朝
 ミルクとコールドチキンになる




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