五行歌、未来未知/
ひだかたけし
それまで分からなかったこと
ふと 解る瞬間、
理屈でも理性でもない
閃く直観という能力
知覚即認識、次第に培われ
雪、垂直に降りしきり
街灯に照らされより激しく
愛娘、私の膝枕にひたすら寝入り
この平穏安らぎ 長くは続かない
そう直観した 夜行バスのなか
家庭という
安らぎ諍いの場に澄む人、濁る人
意識の進化の津波
均等に襲い来る
人それぞれ を 遥か超え
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