五行歌、罪に咲き誇る/
ひだかたけし
あゝ後何万年
待てばこの瞬間に
出会えたのか
銀河の端が今爆発する
遠いふるさとのたましいのめまい
熱風吹きつける
暑い荒れ地の井戸のわき
赤い花、真紅の花
ゆったり優雅に咲き誇り
ささくれ立った気を洗う
在るものすべてを差別し
突き落とし進化した
私という存在故に
在るもの全てに
罪を負う
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