詩想の楔/
ひだかたけし
響く光の余韻、
浄福なる感触、
それは到来し
それは逃れる
白眼の月と裏庭の太陽
*
真紅の薔薇 咲き乱れる花園に
切り裂かれ 残響する霊性の香
直進する時に詩想の楔、打ち込み
うっすらと開ける瞬間、掴み捉え
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