そは、さやけし/あらい
 
ろから、
 溢れ出た極燭の、盤で縫ったその面と
蠢き
 また白い月を背負った黒鳥が、あおいかおをしてとびさって
 は、きていた。とまってはゆけないのだと、ときにながるる
 がままで、森の奥、なにもない、わたしを超えたところで、
 もう樹海の底に、透き通るような開眼で、すべてを見出すよ
 うな、嘘をついた。祈りを捧げているのですと、天を仰ぎ見
 ては。仕方なく零れた日々の欠片ばかりよ
明/冥/命
 破れたあとだとなぞっては腹を割る、錆びついた銃刀は飾ら
 れ、今は輪の中で白い息を吐く。小刻みに斉唱する和音の、
 水の底でひびはたゆみ、無意識の石、幾何イクバクか。流れ薙
 がされ凪に中り、己に反る、サザナミのウタは波打ちぎわで
 、辺りを被うのを

わたしは わたしは、遠く長く未知の硲ハザマで
顔を歪ませ誰かの叫びを模倣していると
惨い悼みで覆ってしまいたいのです
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