夜想57/ひだかたけし
 
哀しみの刻印、
誰の声?
夢見がちに
辿る旋律、
病んだ苦痛の
肉の彼方の故郷

覚醒しながら
意識保ちながら

垂直の次元に
泳ぎ出す
溢れ出る力、
制御し

刻印された哀しみ 携え
犯した罪 自らに誤魔化さず

誰かの声に誰かの声に

裸の魂で、剥き出しの魂で

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