独り言5.23/zenyama太郎
 
きていたねえ!95歳の高齢なので手術はもう無理です。息子さんには最悪も考えてすぐに来るように連絡しました」
母親は103歳まで元気に生きたという
果たして伯母さんはここを乗り越えられるか
今日も個室で絶対安静であるという
家族との面会は週一回15分だけ、電話もダメという
孤立状態で絶対安静 
精神的にもきついだろうなあ!
人間いつか必ず一度は死ななければならないは
伯母さんの口癖だった

そしてその三日後に永久に帰らぬ人となった

○「高齢出産」
従兄の長女が44歳で出産した
帝王切開のうえ三時間おきに母乳を与えているという
医者の指示だという
電話したら眠くて眠くてしょうがない
あと十年早く生みたかったという
一緒に世話している母親も
あたしもあと十年若かったらという
僕も三時間おきに母乳もらっていたら
もう少しましな人間に育っていたかもしれない
妹は山羊の乳まで飲まされたんだよと前話していた


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