詩情よ、その街路を/ホロウ・シカエルボク
粗悪な要素は瞬く間に蔓延する、そうなったらもうどうしようもない、知らない振りをして、絶対に巻き込まれないように細心の注意を払わなければならない、流されるものはつるんで騒ぎたがる、デシベルの値と真実が比例するとでも考えているみたいに、不治の病みたいなものだ、それで死ぬことは無いけれど、二度と正常な状態に戻ることは出来ない、どうしてそのようなものばかりが感染するのか?答えは簡単だ、単純明快、思考を必要としない、一番簡単な印象に飛びついて結論づける、考えるタイムラグが無い分あっという間に決定する、ひたすらに脳味噌を求めて徘徊するゾンビのようにね、ああ、ジムジャームッシュ、あんたはとても正しいことを言
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