〈ことがらの。移譲である。缺損として。〉/あらい
余韻の弦と意地悪な蕾どちらも天秤に架ける/翔ける
明日の行方を時の運で占うは不自然なキミ、が、遠くまで見渡したものだ。
このむねのうちがわにのこしたものだ。さてこれらガラクタどうしたもんか
、と一緒に心中しようかと、水に浮かべたよう、に、この滲んだエヅラだが?
なにか…
――[夕未(ゆうみ) 帆(はん)]
いつどき アンタは どこへゆくんだ?
(わからないな、)
だが 穏やかな軌跡の ムコゥ だろうよ!――
そわそわしたモヘヤの絨毯に包まる、草臥れた写真が一枚あるよなあ。
ハァ、自分を貫いたものはなんのために
/あるはず
[次のページ]
戻る 編 削 Point(2)