「クレクレ星人の独り言8、正しい貨幣観を理解しよう。」/ジム・プリマス
 
の赤字国債1230兆円は、国が国民を含めた民間の側に提供した、貨幣の総額にしか過ぎないし、税は財源ではない。国家予算は国債発行という貨幣供給によって賄い、その後で、税として貨幣を回収して、回収した貨幣は国債と相殺されて、消える。それが事実だ。
 国の貨幣の供給量が多すぎると、モノやサービスに対する貨幣の価値が下がりすぎてインフレになるが、インフレ率を見ながら、貨幣の流通量を調整することが、必要なことは確かだ。そのために、流通する貨幣の一部を税で回収している。それらの財政政策を適切に行えばハイパーインフレは回避できる。それが事実だ。
 デフレとは、品質の良いモノや、質の良いサービスを、適正な価格
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