そのヒビキは〜U2 『SONGS OF SURRENDER 』に/ひだかたけし
万華鏡、その響きは
変幻自在に
行き来する、
低音から高音まで
慈しみ張り裂け
あらゆる表情宿し
骨格 浮き立つ
ロマンティック・ラヴは終わり
いずれやって来る未知に備えて
病みながら、
もがきながら、
しずまりながら、
集中しながら、
万華鏡、そのヒビキは
変幻自在に
行き来する、
低音から高音まで
慈しみ張り裂け
透明な思考に貫かれ
あらゆる感情表し、
人性の核心、浮き立たせ
魂の奥底に潜む、霊性に触れる
哀しみ 携えながら
無常 見据えながら
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