夜に会えば/
赤錆
鼓動にはねる指先に
股を伝う汗にさえ
感じるままになる鈴の
ような
おはようから始まる
いつもの夜
遊びに歌に飲む店に
頬を落ちる涙にも
スクイの手を出す人の
愛に
またねと手を振る
いつもの夜
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