狙いをつけるのは銃弾の役目じゃない/ホロウ・シカエルボク
に果てしなく広がる空を眺めたことがあったよ、もしもあんな景色がいつでも見られるのなら、俺だってカーテンを開けっぱなしで暮らすかもしれないな、ディスプレイは軽快に文字で埋められ続けていた、その文字がいったいどんな意味を持っているのか、正直なところ俺にはよくわからない、もちろん、良いものなのか悪いものなのかすらさえも…だけど、そんなことはどうでもいいことなのだ、この文章が誰に何をもたらすのか、それを判断するのは俺のすることじゃない、この羅列に何かを感じて飛び込んできた誰かがすることだ、そして、なにもしないならしないでもいい、このすべては言葉本来の意味で語られてはいない、イメージを表現するために言葉を用
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