カフカ/
ねことら
つめたい
匂い、縁取りは
複数のかけら
こぼして
きらきらと、して
積もったことを
そんなにも、きれいな
両手で
拾うように
きみは、
言葉は、薄く
ひかっただろう
けど大丈夫、わたしは
ここにいて
いつも、しずくを
浴びているから
拝啓、
この陽射しより、遠く
何者でもない、きみの
とても大切な
歌のこと
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