EMAK-BAKIA/
墨晶
- impromptu
風の惑星(ほし)の午後
不意の凪
スケルトンコーストに一滴(ひとつぶ)の
雨が降った
笑顏の空が
「ヌトゥシェパ・・、ヌトゥシェパ・・」と囁く
オベリスクを背に乘せた脚長の象たち
カーテンが
はためく
帆船のように
白い開襟シャツが
眩しい
砂上に足跡をつけて
獨り
?く
ア・バオ・ア・クゥが寄り添う
夜を待って
戻る
編
削
Point
(3)