5月を語るにはまだ早い/
空丸
「ねぎま」がごろごろして
にゃおといった
戦争も災害も犯罪もない
一コマだった
雨の土曜日から
日曜日は青空を取り戻したのだが
底がないとどこまでも落ちていく
蓋がないといつまでも溢れ出る
今日、器ごと取り替えた
革命のように
人から目をそらすと
空がある
土の中では
種が躍動している
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