よく晴れた日に/
番田
目に 遠くから 何かが 跳ね返る
ボールは目の前を通り過ぎていく
立てた音を 忘れて 認識する 僕は
目に見たことのなかった鉄球を知る
そんな風に人間は自由であると思う
アパートのベランダで夢を見る時に
教室の椅子の上に腰を下ろしたまま
昔のことを思う 交差点の上に立っている
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