常夜灯/秋葉竹
にみえる
まんしょんもおおく
ところどころに
あかるいひかりのかたまりがみえる
そのさきにはなにもなく
ただまっくらなやみがひろがる
ただかなたにみえる
れっしゃのようだったひかりのおびが
さらにふとくなりうつくしくかがやいているそのひかりのおびからこちらへむかって
ひかりのりゅうがやってくるのがみえたときそれがびわこおおはしなのだときづいた
ああこのてまえのひかりのかたまりたちと
かなたのひかりのおびのあいだによこたわっているのはそうかびわこだったのだ
かなざわからきょうとへ
さんだーばーどごうにのるときは
ひだりのまどがわがいい
せいれつしたひかりのかたまり
どこまでもぽつぽつとあるいっけんやたち
常夜灯たちのひかり
戻る 編 削 Point(1)