夜想41/
ひだかたけし
滲むように昇る
朝の陽、
なにものも犯せぬ
この世界、
此処に留まる
此処がすべて
此処に入る、深々と
魂、歌に放ちながら
言ノ葉、声に散らしながら
この奇跡を、
眼差す瞳 在り
いつでも
黒々と、黒々と
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