春の風/秋葉竹
月、笑う
どんな豪華な宝石も
霞むくらいに明るいのです
夢をみた
とてもやさしい人ばかり
出てくる、起きたら泣いていたんだ
夢をみた
まるであなたにそっくりな
人に好かれるいい夢だった
恋の夜
桜舞い散る川べりで
人に云えない『秘密』をしちゃった
太陽の
匂いがしている洗濯物
ちょっとだけだが幸せになる
カッコいい
カッコわるいはあのときに
すべて棄てたわ、ただ生きるだけ
すき透る
みたいなやさしい詩を読んで
あたたかくなる、まるで恋だね
燃えさかる
胸のいちばん奥にある
けっして消えない愛に殉じる
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