春の霞/
ゆうと
春
うすくのびてゆく
ぼくたちを惑わせる
白い道
やさしげに
解き放つ
未来は
いつだって
まぶしくて
みえない
きみの影さえも
忘れたくないな
忘れてしまうから
輪郭を
なぞるように
書き記す
ほんとうのきもちを
伝えられなくても
ほんとうのきもちは
きっと変わらないから
ひと区切りの
ありがとう。
どこまでも
届きますように
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