ソフィア/soft_machine
 
 透けるにほどない
 まあたらしい光

 君は旧い水道橋で 淡く色を重ねた
 針は移す影に 勢いよく溶け出す
 多くは柔くよく凍え
 縫われながら解かれるだろう
 疑いながら けれど喜べる

 苦しみを洗い流したのは
 青いソフィア
 存在しない 柵にしがみつき
 こうして揺する いいね
 生きて掴む
 春か 愛ならしたいねと

 国境は見えない
 隙間なく敷きつめて まだ砕かれる雨
 隅々の不透明に
 君が終わらないように
 夢から覚めず
 朝も 好きだと知っている

 私は 忘れながら浚うだろう
 空は怖くない
 残された風も




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