かんしょうじま/あらい
コレより先に今
七色に/こんなんばっか
囚われやしない。
殆ど同じ様子に
ギミックもモアレも陶酔する
浮世をうたいくらす
千波丹頂の消息
さて
ワタクシ達は
何も見えてはいけない
かみにしみて
はねのからを
むねにあわせる
くつひもが解けている
本能的な湿地に生きていくと
彼方都会のパノラマ
歴史に消え去るセピアの空
ひいているのは
ピアノとコーヒー
そして警笛と
かなしそうなピエロの
__がわの部分
赤のアネモネに喰われている
運河が 高級車を持ち上げ
スカートの表面を風が塞ぐ
しわあせと
ゆび、祈り折る。
ゆび
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