使命(改訂)/ひだかたけし
 
長坂の
途を巻いて
舞い降りた天使、

寄せ波引き波に気を合わせ
光の響きを七色の虹に変え

足早に石灰岩の舞台に水を打ち
去り逝く人々の孤独を聴き取る。

 独り独りの限界と可能性、
 見つめ見極め
 「私」という存在の根拠へ誘い。

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