わが‐ともがら/あらい
 
込んでみたけれども
空席の椅子にほこりは大抵積もっていたものです

不遜にも持たれ合わせた杏の一部が 葉に挟まり 
陽に捕まり ひけらかした萌キザしばかりの
不出来なうたを残したばかりの気持ち悪さを、味あわせ

モノクロにぶれたのは、
振り乱した濡れ羽色でしたか
道に迷った被鳥娘ヒトリムスメが 
悔い縛って臨んでいる

天国へ段を周回する 侘び石だらけの盤面遊戯 
これにて ひらく
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