わが‐ともがら/あらい
愚か者に短銃を突きつけ
緑青にはきれいな羽織が
しとどにも、よく似合う
とおく小高い霊廟がうつる 蝶の脆羽の鏡面は
祭の金魚のように忙しなく からにあった煎餅瓶も
どこかしことおくそこに
ただみたされるところであります
胸元にある箍を外して、滲んだ過去など拭っていただく
一コマあたりの含有量が
糖の風貌のまま、円形に肥えて逝きました
はじめから未来予報など
自惚れさせるものでしたが。
パレットに足りないぐらいの騒音が
節目軟らかな寂しさを そっと巣食っていましたから
すこしの足元の雛鳥が また飛び去っていきましょう
心許無く、目頭を抑え込ん
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