相対的に私は明るい。/印あかり
世界が暗いので、相対的に私は明るい
雨だ。一弦を鳴らし、
耳に少し明るすぎる音を確かめて、
朝はもっと暗くあろうと努める
そうしないと、不理解が空を覆い尽くしてしまいそうでしょう
雨が止んだら、洗濯物を干し、
惨めな信者の最期にひとかけのパンを
小肥りの雀たちによく熟れた稗を
世界の未解明に花束を、
編み、
高い場所を思う。
人の心の、生と死へのアプローチの方法として
最も残虐な方法を選んだなら、
人をやめることができ、ますか。
私はただ楽しくありたい
馬鹿でいい、幸せでありたい
肉の器、与えられた臓器では
息ができなくて消化もできなくて
苦を、戴いている
音。音を楽しむ。歩み、歩みには音がある。
止まるなら止まるで、静けさは楽しい。
暗い。暗さを楽しむ。それでも私は相対的に明るい。
どう足掻いても相対的に私は明るくて、
影に憎まれ、私は私を蔑み
またほんの少しだけ暗くなる、でも見てわからない
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