スピリット/
ひだかたけし
曇天に園庭を走り抜け走り続ける子供
何者か?
大輪の真っ赤な花咲かせた庭先の木々
何物か?
記憶の丘に立ち輝く大洋を見渡す人
誰なのか?
すべて命の成長、成長の頂き
突破するのだ、時間の亀裂へ
永遠という持続の到来、
あるべき無帰属な均衡、
反復の内の熱と高揚、
子供が木々が人が
瞬間 生きて息し
世界の横溢する内面を観る!
閉じられる円環、炸裂しながら
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