溜息のうた/マークアーモンド
何かを知りながら生まれてきて
何かを少しずつ忘れながら育ってきた
見知らぬ街でのZDF彗星のように
ドミノ倒しさながらに価値が?倒するので
5万年先にどうなっているのか予測できないでいる
ポンペイの円形劇場で花飾りの娘が
生きる秘密を仮想通貨で販売しているらしい
僕のへたなうたで100人に一人は引きつけを起こすらしいのだが
正確な犠牲者の数字はわからないままでいる
何処かもわからずに漂着する流木のように
いつしか輝きを喪いつつある水晶のように
溜息をついてみるのさ
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