私の名は、スタヴローギン! (2023年改訂版)/atsuchan69
 
錯覚と悟らせぬほどの
みごとな色付きの 勝手に動きまわる影、
私の抑えきれない想いを
一滴の肉汁も漏らさず たっぷり含んだ影

待ちわびた夢の訪れ
突然の眼も覚めるような幻覚、
あいつだ! 
あいつが今そこにいる! 
燃えたつ地獄、
 私のビジネス
おびただしい数の銃弾 劣化ウラン、
悲鳴
走り泣く子らのさけび

バナナの葉で巻いた甘い紫煙、
ちがう
私は詩人だ、天使ウルトビーズ
<君の画策する未来において詩人たちの処遇を知りたい>
ああ、そうさ。ウルトビーズ 彼らは最上位の
祭司階級に他ならない、異論はない

――この世界は幻である――

と、つよ
[次のページ]
戻る   Point(3)