夜想29/ひだかたけし
 
意味脱落し
あるもの只在る 
直観し、

感覚世界の限界点に立つ。

死は深淵 ではもはやナイ、
それは移行の境界
苦しまなければ苦痛さえなければ

軽いフットワークにて
日々をこなす、

病んだ肉体たまに悲鳴上げ
知らない知らない解らない、

熱い感情さえ沸き立てば
確信、思考に自ずと成る

噛み砕く氷ジャイアントコーンに
今夜 ビート、

刻みながら

病んだ肉体と対話しながら。








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