みち/
ひだかたけし
独り、歩む途
この冷える夜に
彼岸花咲き誇る、
土手に白鷺降り立ち
用水路たどりすすむ
のっそりのそり進む
この冷える夜に
咲き誇る彼岸花群れ
白鷺、脇に息づき進み
赤々白々赤々白々
色彩、対象離れ
独自に浮遊し始め
独り 歩む未知
ひとり あゆむみち
戻る
編
削
Point
(5)