眩惑/あらい
りの神の糸
濡れ場の羽と結(けっ)してな
弛(たわ)めたカラダが屈するように、歪んだ波が弓形(ゆみなり)へと
紐解く欠片赫(かがや)くばかりの 風も無く鳴く、声もなく
名を呼ぼうにも誰彼も 流され染まりゆくままの
気の向くまにまに 縫い併せた
/かのような/
みちのり(道徳)ばかりを危惧しては
はだかの花では漂えぬ、ただただ纏わりついた馨りがくすぐるだけで
正しき方へ、導かれると、そうであろうとつよく願い歩みを進める
畜生の足跡を、ただ粛々と。ラビリンスに感染るヒトビトはそう
織り込まれて仕舞い狂うもの
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