In the next life/ホロウ・シカエルボク
 
き始めた振動に耐えられず気を失った、その中で夢を見たんだ、誰かと待ち合わせをしている時に別の誰かにばったり会って、遊びに誘われる夢だ、待ち合わせをしているからと断ったら目が覚めた…あのとき待ち合わせを蹴ってあの男についていっていたら…と時々考えるよ、この話は前にもどこかでしたかもしれない、まあいいや…要するに、これを食っても死ぬことはないか、と思いながら食べ物を選ばなければならないのだ、帰宅して食事を終えると、もう午後は始まっている、午後―もっとも詩を感じるのは午後だ、身体的なものではない、それはなにかが終わり始めているという予感のような蠢きだ、この時間がなければ上手く眠れるのかもしれない、と濁った頭の中でそんなことを思う、音楽が鳴っている、タイトルを確かめる、日付は…。


戻る   Point(1)