夜想24〇意識という舞台/ひだかたけし
 


病んだ肉体、

夜の訪れと共
冷え硬直し始め

にもかかわらず

私は感じる、

夜想の宇宙に
烈開スルこの瞬間、
在るもの達 奏で
そのヒビキ微細に

在ることの、
凝集し凝縮し
リアル生々しく
浮き上がり浮き立ち

意識という舞台に

微睡みながら
覚醒する



私はただ立ち会うばかり

この意識思考は私のものではない、と。




戻る   Point(5)