五行歌、夢の光景/
ひだかたけし
黒々うねり
弓形の天蓋、
艶めいて
眼差す地平に
聳え立つ
在ることと
言葉の響き
呼応し合い、
中庸と異常
合体スル
夢見の底に
覚醒し
浮き彫りに
成る鳴る、
力動の形象
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